古代のスリングみたいな投石器ってどれくらい効果的だったの?【海外の反応】

・ 古代の戦争でスリングみたいな武器を使っているけど、実際どれくらい効果的だったの?どれくらい使われていたんだい?

ビデオゲームの「Rome 2 total war」だとスリング部隊はかなり強力だよ。発射間隔が早くて、歩兵ユニットをズタズタにすることが出来るんだ。

でも石を投げても鎧を貫通するわけではないし、人を殺すのも難しいと思うんだよね。

実際のところ、この武器はどうなんだい?

・ 当時において敵が鎧を着ていようがいなかろうが、スリングが危険な武器であったことを示すソースは幾つかあるね。

Manfred Korfmannの「武器としてのスリング」という記事(残念なことにアカウント認証が必要な大学の図書館データベースにアクセスしないと見れないけど)では、極めて危険な武器であったと書かれているよ。

この記事と他のソースを合わせて、スリングがどれだけ危険だったかを説明してみるよ。

Korfmannの本では25gくらいの石であれば時速100kmで発射することができ、7階建ての建物からゴルフボールを落下させるくらい強力な衝撃を与えることが可能だと書いているね。

4世紀のローマの軍事著者、ウェゲティウスの記録によると、双円錐型に尖らせた石は革鎧を着た相手に対して矢よりも強力であると書かれているよ。例え鎧を貫通出来なくても、衝撃によって致命的な内部ダメージを与えることが出来るんだ。

つまりゲームのローマ2の時代では、明らかにスリングは鎧を着た相手を殺すだけの能力があったと言えるね。

付け加えると、ローマの医療本「De Medicina」は18世紀まで使用されたくらい影響力のあるテキストなんだけど、これによると兵士の体から石や鉛を取り出す方法が書かれているよ。

次にさらにクールなことに、Korfmannは何世紀も後にペルーでコンキスタドールにスリングが使われたことについて議論を展開しているね。

スペイン側の観測者は「彼らの酋長の武器はスリングで、馬をも殺せる大きな石を投げつけてくる。その効果はスペインの銃火器に僅かに劣る程度である」と書いていたんだ。これを踏まえるにスリングの殺傷能力はかなり高いと言えるね。

それから「30歩の距離からスリングによって放たれた石が、男が持っていた剣を真っ二つに折るところを目撃した」とも書いてあるよ。

だから投稿者の質問に答えると、スリングは鎧を着た人を殺すだけの能力があるね。

ローマ2はスリングが強すぎだと思うけど、歴史的視点から見てスリングは極めて危険な武器だよ。

・↑ まさに探し求めていた答えだよ。完璧な例を出してくれてありがとう。

・↑ いくつか質問してもいいかな。

最も使われいたスリングの種類と石の種類はなんだい?

それから効果の違いは使用する石の種類によって大きく変わるんだろうか?

グループ単位で使っていたようだけど、個人が使うものとどれくらい違うんだろうか。

・↑ 申し訳ないけど、自分の知識は昔の人が記したものから引用した知識しかないよ。

だからたぶん見落としている点があると思うけど、ベストを尽くしてみるわ。

■弾丸の種類

弾丸は自分が知っている限り、鉛か粘土を使うのがベストだね。

鉛の弾丸は重たくて整形もしやすいんだ。まぁもちろんペルー人が使った石も笑えない代物だけどね。

鉛は人をより効率よく傷つける形に出来たからより危険なんだよ。

粘土の弾丸も注目するべきだね。

これは非常に危険な弾丸で、世界中で先史時代の遺跡やそれ以降の遺跡でも多く発見されているよ。

粘土に関して特筆すべき点は二つで、一つはほとんどが高炉で焼くのとは対象的に天日で焼かれているということだね。純正の粘土を太陽でゆっくりと焼くことによって割れないようにしたんだよ。そしてサイズ以上に重たいんだ。これは壺やレンガに使われる粘土には不要なものが含まれていないからだね。

非常に多様性のある弾丸で、カエサルはガリア戦記で「火で加熱された粘土の弾丸は、屋根に着弾して火をつけた」と書いているよ。クールだと思わないかい?

■スリングの種類

これに関しては知識が大分欠落しているんだけど、スリングにはいくつか種類があるよ。

一番みんなが知っていそうなのは、ロープに弾丸を置くポーチを作って、振り回して投射するものだね。

でも他にも種類があって、例えばスタッフスリングは普通のスリングより遠くまで飛ばせないけど、より重い弾丸を飛ばすことが出来る。実際これは現在でも手りゅう弾を投げるのに使われているね。(世界規模ではないけど)

三つ目のタイプは全体的に良く分からないし、画像もないんだけど、三つの革紐を使ってより精度を上げたスリングがあるようだよ。これについては次では話すよ。

この三つ以外だとあまり良く分からないわ。そしてどれが一番使われたのかも分からないよ。ソーリー!

■精密さ

これはスリングのクールで恐ろしい部分だね。これについてはローマ時代の歴史家Livyの書いた記録を元にするよ。

その記録にはローマ軍による包囲戦の詳細が書かれているんだけど、敵が突然襲撃してきて包囲用の兵器や前哨基地に大打撃を与えたから不味い状態になっていたんだよ。それでローマ軍は反撃の手段としてスリング部隊を雇ったんだ。

そこで重要なことを下に書いておくよ

・彼らが使っているスリングは普通のスリングよりも精密だった。「彼らは三つの革紐を縫い合わせたスリングを使っていた。これにより弾丸が明後日の方向に飛ぶのを防いでいた。回転しながら、まるで弓の弦から飛び出したかのように真っすぐ飛んで行った」

・彼らは石を遥か彼方から投射していた。そしてただ敵の頭に石を当てるだけでなく、狙った顔の部位に当てることも出来た。

・敵はこうした精密な射撃対して襲撃を仕掛けることができず、ローマ軍は街を奪った。

つまりLivyの記述を信用するなら、スリング部隊は恐ろしく精密な攻撃をすることが出来たということだね。

ただ頭に当てるだけでなく、顔の一部に当てることも出来たし、遠距離から攻撃することもできたんだ。当時におけるスリング部隊は危険な狙撃手であったようだよ。

・↑ Livyに関しては、ローマの偉業を誇張する傾向があったように思うよ。

彼の記録を多く読んだのならそう思わないかい?

・↑ いや思わなかったけど、自分は専門家ではないから、君よりも知識はないと思うよ。

アマチュアの意見だから補足してくれて嬉しいね!

・↑ ちょっと聞きたいんだけど、古代ではスリングは一般的だったのかい?

弓と比べてどうだったんだい?

歴史を通してどれだけ使われたんだい?

どうしてみんな使わなくなったんだい?

小競り合いで使われたのか、あるいは弓矢みたいに大規模に運用されたのかい?

・↑ 残念ながら完璧な回答はできないけど、とりあえずリプライするよ。

自分が知っているのは僅かなことだけだね。

ローマやギリシャではスリングを武器として広く使っていた歴史があるよ。

地域によってはスリング部隊は高い評判を受けていたし、世界的にスリングは存在しているね。これはスリングを作るのはそんなに難しくない(使うのは難しいけど)から納得できると思うよ。そしてスキルがあれば強力な武器に変わるんだ。

だからスリングはかなり人気だったと言うのは語弊があるかもしれないけど、既に述べたように粘土の弾丸が先史時代の遺跡から見つかっているので、歴史を通して使われきたのは間違いないと思うね。

Livyを例にすると、包囲戦で使うのはかなり一般的だったけど、開戦でも同じように使われたのかは分からないわ。

それから人は戦争でスリングを使うのを本当にやめてはいないよ。ただしなぜ使用頻度が減ったのかについては推測でしか応えることができないわ。

これが疑問の助けになることを願うよ!

ソース

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