実際のところ西洋騎士の鎧ってどれくらい効果的だったの?【海外の反応】

・ 実際のところプレートアーマーってどれくらい効果的だったんだい?

とっても効果的だったっていう人がいるけど、だとしたらなんで中世時代のオスマン帝国は何度も重装備のヨーロッパ人達を倒したんだい?まるでヨーロッパ人は鎧の生産が足りていなかったかのように思えるよ。

イングランドとフランスの100年戦争でも、イギリスの弓 vs フランスの重装騎兵だったよね。

それに関連してもう一つ質問なんだけど、そんなに効果的ならどうして剣の登場が減らなかったんだい?ウォーハンマーやメイスみたいな対鎧の武器よりも剣の方がより一般的だったよね?

・ Dr. Allan Williamsが「The Knight and the Blast Furnace」(騎士と高炉)の終わりで、鎧の有用性について語っているよ。

彼はプレートアーマーはもし適切に熱処理されていれば、剣、大抵の距離から撃たれた矢を防ぐ事ができ、クロスボウとポールアームにも耐性があると結論付けていたよ。

ただし腐食してひび割れたりして作りが甘いところがあれば、強い力を受けた時に貫通してしまうね。(ジョン・パストンっていう騎士は腕甲を貫いて腕に矢が刺さったんだけど、これはおそらく継ぎ目に矢が入ったんだよ) とはいえ、それでもとっても効果的だよ。

ただ頭に入れておいてほしいのは、彼が語っているのは中世後期と近世初期(16世紀以降)のフルプレートアーマーだということだね。

そしていつも何も喋らないでいたわけじゃないから、薔薇戦争では兜のバイザーを上げたところで顔面を撃たれている領主が結構いたんだ。

剣について言うと、みんな予備武器を必要としていて、ほとんどの軍隊では予備武器が剣だったんだよ。

剣には汎用性があるし、鎧で武装していない相手に対して有効だったんだ。

それからどうしてヨーロッパ人は鎧をもっと生産しなかったのかだけど、実際はたくさん生産していたよ。でも高価だったから、大抵の場合は貴族とか金を持っている人が個人で買ったんだよ。

これは近世初期になってようやく変わって、君主制によって王の軍隊が作られたんだよ。そして大量に武具が作られたんだ。

でもそれでも鎧が高価なことには変わりがなかったんだよ。中央集権的な収入システムや借金制度がない時代で大量に鎧を揃えるなんてことは不可能なのさ。

ただしフルプレートはそれでも簡単に与えられるものではなかった。なぜなら体にフィットする必要があるからさ。

胸当て、ヘルメット、手甲を大量生産することは可能だけど、フルプレートで武装したパイク兵を作るなんてことはなかったんだ。そもそも全ての歩兵がフルプレートを装備することが望ましいのかは疑問だけどね。

というわけで多くの歩兵は胸当て、ヘルメット、手甲、そしてたまに足甲を装備していたんだよ。例えばこのスイスの年代記のようにね。

それから人間に関してはフルプレートか、ハーフアーマーだったわけだけど、馬についてはまた違うんだ。

馬の鎧は中世後期か近世初期になるまで一般的じゃなかったから、馬はとっても脆弱だったんだ。

というわけでヨーロッパの軍隊は部分的にしか鎧で武装していなかったんだよ。

そして騎士はフルプレートだから立っている状態で殺すことは難しかったけど、転ばされたら他の人と同じように殺されていたんだ。歩兵の集団は騎士を転倒させて、鎧がないところを刺したり、騎士が死んだ馬に挟まっているところを殺したんだよ。

特に一方が勝利した時に最も騎士の死傷者が出たんだよ。なぜなら鎧は重たいから特に徒歩で逃げる時は不利でしかないんだ。

タウトンの戦いを見ればこれについて良く分かるよ。矢の応酬は片方が突撃を決断するくらいの死傷者しか出していないけど、その後に近接戦闘をして、ランカスターが退却した時に真の虐殺が始まったんだ。

だから騎士を殺すことは難しいけど、相手が身動きがとれなくなったり、疲れ切ったり、逃げだしたりした時は殺すことが可能なんだよ。

戦術における要因の方が大きくて、プレートアーマーがあるからと言って無敵になるわけではなかったんだ。

・↑ これはかなり包括的なリプライだね。ありがとう。

当時のプレートアーマーは矢や他の武器に対して無敵だったとは言えない可能性もないかい?

アジャンクールの戦いやクレシーの戦いでは矢がフランス軍にかなりのダメージを与えているはずだよ。

自分が知っている限りでは、フランスのプレートアーマー(フルプレートではないかもしれないけど)を着た騎士が大量にやられたと聞いたよ。

・↑ 確かアジャンクールの戦いでイングランドのロングボウ兵が効果的だったのは地形のおかげだったはずだよ。

戦場はかなり泥濘んでいて、フランス軍が泥で足を取られているところに矢を撃ったんだ。それで鎧と泥のコンビネーションでフランス軍はイングランド軍に接近することが出来なかったんだよ。

そしてダガーはヘルメットのバイザー部分や、脇や股みたいな鎧が無い部分を刺すのに効果的で、ほとんどのロングボウ兵はこれを予備武器として持っていたんだ。

・↑ ロングボウは敵の陣形を混乱させて、士気を落とし、敵に不利な状況での突撃をさせるのに役立ったんだよ。

それから軽鎧を着ていた敵も倒したし、馬も殺しただろうね。

効果を出すのにフルプレートの敵をわざわざ殺す必要はないんだよ。

■以下別スレ:プレートアーマーで武装した騎士が子供に殺されていたって本当かい?

ソース

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コメント

  1. 匿名 より:

    日本もそうだけど兵全体に装備を行き渡らせるなんて無理だよな